函館の産業遺産といえば?

北海道は、2018年に開道150年の節目を迎えました。関東からは遠いイメージがありますが、東北・北海道新幹線を利用すれば、東京から函館までわずか4時間でアクセスできます。復興支援も兼ねて、北海道の歴史ロマン薫る街並みを訪れてみてはいかがでしょうか。奥津軽いまべつ駅を通過した新幹線の車内に「まもなく、青函トンネルに入ります」というアナウンスが流れると、乗客の視線が車窓に集中します。走行中は、ここが津軽海峡の深部とは思えません。終点の新函館北斗駅は、駅周辺がまだ開発途中の乗換駅です。以前は、渡島大野という無人駅でした。在来線で函館駅まで移動し、広々とした駅前に出ると、すぐ目の前は有名な市場です。市場から続く岸壁には、トンネル開通以前に活躍した青函連絡船「摩周丸」が産業遺産として保存・公開されています。

 

五稜郭で北海道の歴史を感じる

函館以内の観光は市電で周遊するのが、便利です。まずは、北海道で唯一の特別史跡となっている五稜郭へ行くことをおすすめします。五稜郭は黒船来航を受けて開国を余儀なくされた幕府が、蝦夷地の政治・防衛拠点とするため、約7年を費やして築いた要塞です。欧州の城郭都市を参考にして建てられました。高さ107メートルのタワーに登ると、星のような特異な形状がよく分かります。かつては、星の中心部に奉行所が置かれていました。函館は坂の街です。五稜郭を観光した後は、「末広町」で下車し、基坂、八幡坂、大三坂などを上っていけば、旧函館区民会館、旧イギリス領事館、函館ハリストス正教会といった異国情緒あふれる名建築が立ち並んでいます。さらに、坂の上から見下ろす海の風景が実に絵になるんです。